2017年11月3日金曜日

<COY13 Day 1 ドイツ・ボンより>
皆さんこんにちは!COP事業の塚本です。
昨日より、COP23開催前に3日間かけて行われる、ユースカンファレンス COY13に参加しています!
CYJからの参加メンバーは、日本から渡航したメンバーから、現在ドイツに留学中の学生までいます

 COY13では、世界中から集まった気候変動に関心を持つ、または実際に彼らの母国や国を股にかけて活動しているユースによるワークショップが数多く開催されます。
扱われるトピックは幅広く、例を挙げると森林伐採、鉱山開発による水質汚染、植民地的開発の是非、各国ユースの気候変動やエネルギー問題への取り組み紹介などなど多岐に渡ります。
各メンバーは各々関心のあるワークショップに参加しました。
私が昨日参加したしたワークショップは主に二つあり、一つはYOUNGO (国連に唯一認められた、国連会議におけるステークホルダーとしてのユース団体)主催のディスカッションイベントです。
90分間かけて、参加者と主催者側が混ざり合い五つのトピック(気候変動難民の為の社会保障・途上国への廃棄食料輸送・開発途上国での環境破壊の正当性・環境正義の偏在性・外国資本による発展途上国への投資活動)に関する議論が行われました。私も議論に混ざり幾つか発言をした中で、率直に感じたことは、私も他の参加者も殆ど同じような「最もらしい主張」を掲げていたことです。議論の核心に迫るような、また問題の争点を深く掘り下げていくような発言は殆どなく、90分間ずっとモヤモヤしたままワークショップの会場を後にしました。会場の外に一度出てから、このワークショップの参加者のフランスユースと二人で昼食を食べながら、先ほどの議論に立ち返りました。そこでは、お互いの率直な意見をぶつけ合うことができました。そこで感じたことは、一対一で自分の考えや思想をぶつけ合うことは出来ても、多人数とのセッションでまだまだ周りに合わせてしまう自分の未熟さです。本日行われるCOY13ではより積極的な発言をし、また他人の意見を自分の中で慎重に咀嚼することで、気候変動やエネルギー問題への理解をより深める次第です。












二つ目のワークショップでは、UN Youth Delegation Programmに参加するための戦略策定について議論しました。Climate Youth Japanは、ここ数年間COPに政府代表団の一員として参加し、会議場での発言権を得る為の活動を行ってきました。手段としては、省庁との意見交換会や、議員の方へのロビイング、中央環境審議会でのプレゼンなどを通じて交渉を行ってきました。しかし、毎度結果は同じで、柔らかく断られてきました。しかし、先日行われたCOP23直前合宿にてこのままではいかんということになり、新たな交渉の道を模索することになりました。そこで本ワークショップに参加し、実際にYouth Delegation Programmを利用してCOPに参加しているドイツ・オランダ・ハンガリーユースや、我々と同じくして本プログラムに参画したいユースが集まり90分間質問と議論を行いました。結果としては、気候変動問題に関心のある議員へのロビイングの強化を行なっていくと同時に、本プログラマへの具体的な参画方法や戦略立てをこれらのユースと共に立てて行くことになりました。その為に、COY13/COP23期間中に彼らにインタビューを行い、更にはCOP23終了後も密に連携を取り、参画への道筋を今までよりも具体的に示していくことが望まれます。












最後に、初日が終了し、会場で無料のスナックが用意されていたのでそれをみんなで食べ、ホテルに戻りました。
ホテルのロビーで、みんなで卓を囲みながら各メンバーの活動内容や、活動の反省や気付きを共有しました。












本日二日目の活動内容の投稿は、明日の同じ時間に流れますので、是非チェックしてみて下さい!