2016年1月26日火曜日

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】 第4回:排出削減の「5年サイクル」!

【連載:「パリ協定」は世界を変えるの!?】
第4回:排出削減の「5年サイクル」!

こんにちは!
アドボカシーチームの津田です。

今回は温室効果ガスの排出削減目標の「5年サイクル」について紹介します!



●各国の排出削減目標の達成は「法的な義務ではない」!
京都議定書では、先進国のみが自国の目標を達成することが「法的な義務」でした!
しかし、目標が達成できなければ国際法違反になり罰則があったため、嫌がったアメリカや途上国は京都議定書に参加しませんでした。
しかし、パリ協定では全ての国が温暖化対策に参加することが重要です。
そこで目標達成を「法的な義務」にする代わりに、「5年サイクル」で自国の目標の作成し、達成できたかを検証されることになりました!

●「5年サイクル」で対策は数十年規模で続く!?
大学で学生は「半年ごと」に授業を受け、定期試験やレポートで「実際に身についているか」を試されます。
パリ協定で全ての国は「5年ごと」に排出削減の目標を提出し、その目標が「実際に達成できたのか」を「検証」されることになります。
このことで、法的義務付けがなくても、各国は検証をクリアするために目標を達成しようと努力するということです!
このサイクルが5年、10年、15年…50年…と続いていくことで、各国は半永久的に排出削減目標を作り、対策を強化することになります!
このことで、「21世紀後半中に世界全体の排出量実質ゼロ」を達成するための土台が出来上がったのです!
日本も今後、このサイクルの中で削減に積極的に取り組んでほしいですね!

次回は「日本中・世界中が注目!パリ協定に対する反応は!?」です。

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