2013年11月13日水曜日

緩和策の先に

こんばんは。
今年からCYJスタッフとして活動している加藤です!


今朝テレビ番組にて、巨大台風による被害を受けたフィリピンの代表の方の熱い想いのメッセージを聞いたCOP派遣者のインタビューが流れました。
この台風は温暖化の影響によるものだと断定はできませんが、日本でも台風18、26号の影響が凄まじいものであったことには記憶に新しく、温暖化の影響を受けた世界では、こうした甚大な天災が日常茶飯事になるのではと考えるとぞっとします(汗)


温暖化防止に向けた対策として、温室効果ガスの排出を規制することを「緩和策」(mitigation)と呼びます。他方、気候変動による影響や被害の軽減を「適応策」(adaptation)と呼びます。
COP19では、気候変動に適応し切れなかった時に生じる「損失と被害」(loss & damage)が大きな論点の一つとなっています。


気候変動枠組み条約や京都議定書では温暖化対策として緩和策・適応策の両方を掲げているものの、緩和策のほうにより重きが置かれた具体的な規定が多く、また被害を既に受けている国々がいるのが現状であり、気候変動による被害が比較的少ない日本など先進国も他人事ではなく、大変な将来が待っているかもしれません。


それぞれ抱えている事情を考慮し、被害を受ける人々が出来るだけでないよう各国が協力していって欲しいと思います。また同時に、これから私たちが出来ることはいったい何だろうかと改めて考えさせれられたインタビューでした。 

(写真はCOP19会場内外の様子)


0 件のコメント:

コメントを投稿