2012年12月9日日曜日

ユースの存在意義②

こんにちは!派遣メンバーの長澤です。

ついにカタールでの夢のような2週間が過ぎてしまいました。
今はトランジットのアブダビにいます!
帰りたくないです><

こちらからの最後の投稿(になるのでしょうか・・・)は、
前回に引き続き、「ユースの存在意義」について私が感じたことをお話ししたいと思います!

前回は「Intervention」について自分が思ったことをつらつらと書きました。
今日は「Action」についてです。

「ユースが国連会議でActionを起こす」と聞いて、イメージが湧きますか?
難しいですよね。
私もこっちにきて、ようやく「Action」のことが少し分りました。
今日は皆さんにユースのアクションについて少しでも伝えられたらな、と思います。

前回もお話しした通り、私たちは交渉官と一緒に会議そのものを動かすことはできませんが、協力をして交渉の促進を後押しすることができます。
そのひとつが「Action」です。

この「Action」
かなり注目度が高いです。

前回の「Intervention」は、話す人数、時間、などが決められていますが、それに対して「Action」は、Actionを起こすかどうか、という0の段階から自分たちで決めます。
どんなアクションを、いつ、どこで、どうやって起こすかが決まったら、COPに参加するユースの多くが登録している「unfccc youth」というメーリングリストに情報を流します。


COP18期間中のユースのアクションをいくつか紹介します。
ニュージーランドユースによる「Connected Voice」



2枚目の写真の文字が見えるでしょうか?
"DEAR NEGOTIATORS,
 1.5 BILLION YOUTH ARE NOT DIRECTLY REPRENSENTED AT COP18. YOUR DECISIONS MUST REFLECT THEIR DEMANDS"
と書いてあります。
今回COP18に参加できなかったユースの意志まできちんと決定に反映されるように訴えています。

このアクションは、COP18が始まる随分前から準備が始まっていました。どこの国のユースがCOP18に参加予定かを調べたり、国旗を印刷したり。
またActionに選んだ場所が入口付近だったため、たくさんのカメラが立ち止まり、次の日にはこのアクションが会場のパソコンの一面を飾りました。


もうひとつ
これはアメリカユースによる「Put the Pressure on the Obama's Administration」

はじめに、オバマ大統領が選挙の時に公約したこと



次に今のアメリカの気候変動政策の現状



そして1枚目に写っている棒を持った女の子が
「これらはイコールですか!?!?!?!」
と言うと、


みんなで
「ノー!!!!!!!」
と叫びます。
と当時に「≠」のマークを首から下げた女の子が登場します。

こちらも相当な数のメディアが駆けつけてきていました。


最後に
YOUNGOというユースのプラットフォームが主催した「Sing for the climate」
どこかの国の行進曲をアレンジして、歌で気候変動防止を訴えかけます。


これはすごかったです。


写真を見て迫力が伝わるでしょうか
その場にいると、多分この100倍の迫力を感じますよ!


ユースのアクションに、これだけたくさんのメディアが集まります。
たかがユース、ではないのです。
今話し合われていること、決定されていくこと、その先の世界を生きる当事者が、私たちユースなのです。
私たちも、会議を形成する一つの重要なアクターです。

気候変動は今も進んでいます。
COPで、だけではなく、これからも、それぞれ自分の国で、世界に向けて発信を続けていければと思いました!

0 件のコメント:

コメントを投稿