2010年11月23日火曜日

【交渉のポイント(1)】 COP16では何が達成されなければならないか―


COP3(※1)の結果採択された「京都議定書」の約束期間は2012年で終わります。
そのため、昨年デンマーク・コペンハーゲンで開催されたCOP15で
2012年以降の枠組みを取り決めることがCOP13で決定されました(バリ行動計画※
2)。
しかし、COP15では法的拘束力のある決定はなされず政治合意に落ち着き、
かつそれも一部の国が反対をしたため、全会議参加国がコンセンサスを
得ることで可能になる「採択」ではなく、「留意」する、
という一段弱い決定になりました(コペンハーゲン合意※3)。

COP16では、COP15の結果をさらに推し進め、
2012年以降の枠組みを決めていく必要があります。

※1 気候変動/地球温暖化に関する基本的な情報(国立環境研究所)
http://www.nies.go.jp/escience/ondanka/ondanka01/index.html
※2 バリ行動計画(日経BP)
http://eco.nikkeibp.co.jp/em/keyword/41/index.shtml
※3 コペンハーゲン合意の先へ~気候変動をめぐる国際交渉(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol52/index.html

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